ナマステ。
前回のブログ更新より約3ヶ月が経っていました。
みなさんの祈りのおかげで僕は相変わらず楽しい毎日をインドで過ごしています。
そしてまだインドにいます。
去年の2月末にインドに来て以来、夏の間2ヶ月間ほど日本に帰国しましたが、この約1年の間に僕は11ヶ月という時間をインドで過ごしました。
なぜこんなにもインドでの時間を過ごしているのかは自分自身でもよくわかりません。
ただ、ゆらゆらと流れるままに身を任せていると、こんなにもインドという土地で多くのことを学ばせてもらう機会に恵まれたわけです。
1月あたままでマイソールという土地で過ごし、そこからゴアという土地で我が師Rolf&Marciのもと再びプラクティスに明け暮れていました。
約2時間のプラーナーヤーマから始まり、マイソールスタイル&アイアンガーの要素を踏まえたプラクティス。

この数年で一番多くの時間をこのゴアという地で過ごしていることもあり、地球上のどの土地よりも僕にとってはここゴアがホームタウンとなってしまったわけです。
練習が終わればサーフボードを持って海へ行き、パワフルな野菜と果物でご飯をつくる。
本当にやりたい事がシンプルに存在した生活がここにはあります。

なので、毎日が穏やかに流れ、気がつけばゴアから次の土地リシケシへとやってきていました。
北インドにやってきたのは5年ぶり。
また訪れたいと思いつつも、いつも海や山のある場所を優先してしまい、なかなか機会に恵まれなかった北インド。
今回はヴェーダーンタと呼ばれる知識を更に学びたいと思っていたところ、さまざまな出来事がどんどんどんどんと重なり合い、リシケシのアシュラムで学ぶ機会をいただきました。

なぜ、僕がヨガとともに生きているのか。
理由は一言でも言えるし、ただその一言のためにはいろいろ言いたい事もあるし、なかなか文章では伝えにくいものではあります。
ですが、その大きな理由の一つには、この世界が美しく見えるから。
見える世界も、聞こえる世界も、食べた世界も。
考えや身体がクリアになっていく事で、同じ世界を体験していても全然違う見え方をする。どこを見ても世界が輝いている。
中にはヨガのクラスに参加した後、そう思った方も多いのではないだろうか。
海や山で遊ぶ事も好きだけれど、美味しい食べ物を食べる事も好きだけれど、
ヨガを通してみるサーフィンがもっと好きだし、ヨガを通して食べる食べ物がもっと好きなのです。
よくいうのは、この感覚を通す事で、いつもの100倍、楽しく、美しく、美味しく、世界を体験できているよ。と僕はいいます。
わかりやすくそう言うだけで、実際はもっと僕の中はハッピーで満たされている。
たとえどんな状況であっても。
ヨガによって見えてきた知識にはすべてを満たすものが含まれている。

悲しみが100倍悲しくなるわけでもなく、悲しみすらも悲しみとともに感謝が湧き上がる。
なので僕はヨガとともに生きるのだ。
その知識ゆえ僕は世界を楽しみ、心地よく生きられる波に乗っかり押されていく。
いつも言うように僕の生活は同じ事の繰り返し。
ヨガして豊かなものを食べて、自然で遊ぶ。
なので、他のなによりもそんな道を選んできた。
ですが、今回のリシケシでヴェーダーンタの知識をさらに学び、少しずつ深めていく事で、またこの勉強での知識が今まで見ていた世界をさらに輝かせてくれることに気づいたのだ。
世界はまだまだ輝き、歌い、踊っている。
祈るということがどれほど美しく、喜びに溢れたものなのか。
5年前、インドという国を見たとき、この祈りの美しさに僕は一気にインドの虜となった。
そしてまた、その美しさによってもっとインドが好きになってしまった。
だからよく分からないけど、11ヶ月もこんな不思議な国にいるのだろう。

リシケシでの勉強会のあとも、もっともっとこの知識に触れたくて、
バリへサーフィンへ行く予定を変更して、このヴェーダーンタの先生であるスワミジにくっついてまたインドを転々としています。
今はグジャラートの田舎のアシュラムでスワミジのお世話をさせてもらいながらのんびりとヴェーダの学びを深めています。

まさか、サーフィンを超えるものが僕の中に現れるなんて。
自分でも驚きの出会いでした。
サーフィンやアシュタンガヨガではなくてもっともっとヴェーダの勉強がしたくなるなんて。
でも、この知識はこの先すべてのものをさらに輝かせてくれることを知っている。
100倍どころか1000倍くらいにも。それ以上であることも。
より多くの人がヨーガやヴェーダの世界とともにありますように。
日本でも多くの人がこの世界観に触れるきっかけを何かしらの形でつくれたらなと思ってます。
あと数日でビザが切れるので、今回のインドの旅もおわり。
日本にはまだ帰らず、バリへ結局行きます。
久々のサーフィン楽しみだなー。
