“千年の森”植樹プロジェクト

我々が住む集落・久尾よりもっと山奥へと進んだその先で

毎年植樹イベントが開催されます。

毎年、冬はインドだったため参加したくても参加できず。

今年はようやく念願叶って参加することができました。

かつて杉はお金になると言われ、

山を持っている人はここぞとばかりに杉を植えた。

今となっては、杉の価値よりも伐採や運搬にかかる費用の方が高くなってしまう。

理由はそのほか様々だろうが、日本各地で手入れのされない杉ばかりが山に残るようになっていった。

手入れのされない杉はどんどんと痩せて売り物にもならず、その土地も痩せていく。

もともとあった広葉樹は、落ち葉が土に還り栄養となり、その土地に棲む微生物やあらゆる生き物の生命を育む。

本来あった山の姿ではなく、人が植えた杉によってその生態系は崩れてしまった。

土地が痩せることで山の保水力も下がり、

大雨により土砂が川に流れ込み、川に生きる生き物の餌である苔が減り、

川の水も減り、昔はいたたくさんの魚はもうここにはいなくなった。

広葉樹がなくなり、針葉樹ばかりになった山からは

木の実がなくなり、それを食べていた獣たちは山から人里へと降りて食物を探しにくるようになった。

人は畑に獣がやってくるといい、山から降りてきた鹿や猪を駆除して殺すようになった。

人は鹿や猪は獣害だから。

畑を守るために殺し、食べるんだ。

それが自然の循環だという。

僕はそうは思わない。

彼らの食べ物を奪ったのは人だ。

食べ物を探しにきた彼らを殺すのではなく、

これから皆が共存していくためには、

彼らの居場所を取り戻してあげることだ。

それは人ができる特権だ。

殺すことではない。

木を植えてあげるのだ。

そして、山は呼吸し、虫が喜び、魚が踊り、獣が歌うのだ。

だから僕はインドにいながらずっとこのイベントに出たいと思っていた。

人は生きていると自然を壊すのではない。

自然を取り戻す行動だって取れるのだ。

僕らは選べる。
どこにいようとも僕らは自然の中で生かされている。

自然に感謝し、恩返ししなければ、僕らは自然からもらってばかり。

よく見てごらんよ。

人工的に見えて、そこには木が使われている。

土が使われている。

野菜を食べている。

空気を吸って生きている。

自然から与えてもらっているのだから、今度は僕らが自然に恩返しする番だ。

何でもいい。

まずは小さなところから。

一人一人の意識でこの自然は大きく変わる。

そのことを忘れてはいけないよ。

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