静かで、大きく。そして優しく。

僕は山の奥に住んでいる。 そこはとても自然豊かな土地だ。 時代は大きく変化しているとヒトは言うけれど、 いつもと同じように春が来て、植物は一斉に芽を出した。 今年も筍やたくさんの山菜は変わらず美味しかった。 いつもと同じように朝になると鳥が歌い、川は今日もサラサラと流れている。 畑の野菜たちも、そこにいる虫たちも、我が家の犬も今日という日をただまっすぐに過ごしている。 彼らは不平や不満も言わずにただ自分の道を歩んでいる。 きっと、この地球はこの数十年だけでも大きく変わったのだろう。 でも、彼らは何も言わず、環境が変わったのであれば自分の在り方を少しずつ変えて今日もここにいる。 中には形が変わったヤツらもいるだろう。いなくなってしまったヤツらもいるのだろう。 でも彼らは何も言わない。 環境が変わった原因にヒトが大きく関わっていたとしても。 ヒトだけがヒトのせいにしていつも何かを言っている。それは自分たちヒトが原因だったというのに。 細部を見れば変わっていることはたくさんあるよ。 時にはそれが大きな変化のように感じることもあるだろう。 でもよく見れば何も変わっていないように僕は感じたよ。 変化があるってことは、いつものことだ。 今日も変わらず陽が昇り朝が来て、少ししたら夜になる。 何も変わってなんかいない。 それぞれがすべきことは今までと何ひとつ変わってなんかいない。 全ての生き物が幸せであるために、今すべきをことをただするだけだ。 Photo: @kentaro_hisadomi

旅するこころ

ナマステ。 こうして旅をしていると、たくさんの出会いと別れを繰り返すものです。 もっとそこに居たいと思うことや、もっと一緒に時間を過ごしたいと思う人。 でも、時が来たのであれば、また次の場所へと向かいます。 どこに居ても、何を手に入れようとも、必ずその時はやってきます。 その時がきたのであれば、それは次の旅の始まりです。 旅するこころを忘れずに。 でも僕は、あなたと出会ったこと、離れながらもこころの片隅で想ってくれていることを忘れることはありません。 またどこかでばったり会った時には声をかけます。 ゆっくり話しましょう。 Photo: @kentaro_hisadomi

夕陽

ナマステ。 一日に一度、必ず訪れるこの時間が僕は好きで、 夕陽をゆっくり眺めると、なんだかとても静かに、そして豊かになれる。 毎日やってくるその時間はとても美しい。 そんな時間を届けに先ほど太陽はあなたの元へと向かって行きました。 ぜひ今日はゆっくり夕陽でも眺めてみてください。 また書きます。 Photo: @kentaro_hisadomi

学びの時間

ナマステ。 日本に帰ることを考えるととても慌ただしく感じます。 ここでは学びに専念できる環境があり、 そっちではその学びを実践できる生活がある。 もし慌しさに包まれそうになったら、 少し目を閉じて、ここでの静かな時間を思い出したいと思います。 それでは、そろそろ帰りますね。 Photo: @kentaro_hisadomi

季節の変わり目

ナマステ。 そちらはもうすっかり春の足音が聞こえ出している頃ではないでしょうか? こちらも涼しく過ごしやすい季節から一変、急に熱気が体にまつわりついて離れない、そんな暑苦しい季節となりました。 雨季が近づいてきた合図です。 こうなるといつも僕は日本へ帰ることを意識し始めます。 一見、夏だけのようなインドでも季節があります。 どこにいてもそんな自然のリズムに耳を傾け、旅ができるのは嬉しいことです。 日本に帰ったら、食卓に並んだ春の食材を一緒に囲いたいものです。 楽しみにしています。 Photo: @kentaro_hisadomi

母なるガンガー

 ナマステ。 僕はヨガがしたくて、インドにやってきましたが、 どうやらここでのヨーガは僕たちが思っていたものとはまた違うような、そんな気がしています。 今日もガンジス川は大きく僕らを迎えてくれています。 また書きます。 Photo: @kentaro_hisadomi #India #yoga #veda #trip #kentaro_hisadomi #doni #この星のどこかより

この星のどこかより

インドとはとても不思議な場所だけど、とても素直な国だ。 そんなインドに魅了されて、僕は今もここにいる。 何を想い、何を学び、何を見ているのか。 これは写真家・Hisatomi Kentaro氏と共にインドを旅した記録。 彼は写真に。僕は言葉に祈りを込めて。 ゆっくりとこの旅を振り返っていきたいと思う。 写真家Hisadomi Kentaroに心より感謝を込めて。 彼が切り取るこの優しい世界は、僕をもう一度旅に連れて行ってくれる。 そんな気がする。